審美歯科というものは、ただ単に見た目がよいというものではなく機能的にも優れている治療でなければなりません。
最近は、患者さんの美意識も非常に高くなっており、どうしても保険治療で使用できる材料では満足できる治療を提供できない場合があります。
そういった場合に、より優れた材料で長く持つものを使用して最高の治療おこないます。
ホームホワイトニングは、お家で行うホワイトニングです。
型取りをしてオーダーメイドのマウスピースを作成します。
そこにホワイトニングジェルを入れて一日最大2時間を約2週間装着し、歯の表面
から漂白する方法です(状態によって使用時間や期間が異なります)。
自宅で気軽にできる方法なので、比較的簡便です。
またゆっくり歯を白くするため、色が戻りにくいという特徴があります。
自分で満足する色になったら中止することができます。
オフィスホワイトニングは、歯科医院で集中的に行うホワイトニングです。
まず、歯茎をカバーする材料をつけ、歯に直接ホワイトニング剤を塗布します。
そこに、歯を傷めにくい専用のライトをあてて薬剤を活性化させ、歯を漂白して
いきます。
通常は数回これをおこないます。
短時間で歯を白くするため、ホームホワイトニングに比べると歯の色が後戻りしや
すいデメリットがありますが、ホームホワイトニングよりも早く効果がでます。
クラウンとは、歯のかぶせ物のことです。
虫歯や歯の変色などでかぶせ物をする場合、様々な材料のかぶせ物があります。
そして、それぞれの材料に特徴があります。
オールセラミッククラウンは、セラミックを100%材料とした人工的な被せ物(冠)です。
透明感があり光を通すため天然の歯に非常に近い色彩をしています。
硬さに限界があるため前歯や真ん中あたりの奥歯によく使われます。
メタルボンドセラミッククラウンに比べて、強度は落ちますが、非常に透明感があ
り、審美性が高いかぶせ物です。
新しく開発されたe.maxオールセラミッククラウンに比べると強度が落ちますが、
当院で人気のかぶせ物です。
e.maxオールセラミッククラウンは、2009年10月に新しく開発された素材です。
この素材は、従来のオールセラミッククラウンのデメリットである強度をより強く
し、奥歯にも全く問題なく使用できるセラミックの被せ物です。。
e.maxの主成分である二ケイ酸リチウムは曲げ強度360〜400MPaを有するセラミ
ックス素材であるため非常に強い強度を発揮します。
ジルコニアオールセラミッククラウンとは、人工のダイヤモンドと言われているジ
ルコニアという素材を被せ物の内面に使用し非常に高い強度を持ったセラミックの
被せ物にした冠です。
ジルコニアとは、現在非常に注目されている材料で、様々な器具に使用されてきて
います。
よって、当院で扱っているセラミッククラウンの中で最も高い強度を持ちます。
また、審美性に関してもトップレベルの美しさです。
メタルボンドセラミッククラウンは、内面に金属を使用し、セラミック(陶材)
を金属のフレームに焼き付けて作った被せ物です。
一般的にいうセラミックの被せ物がこれを指します。
ただ、金属を内面に使用しているため光を通さないことから自然光の状態では暗く
見えてしまいます。
オールセラミックやemax、ジルコニアが使われるようになった現在では、かなり
選ばれる方は、減ってきています。
ただ、費用的な面でまだまだ人気のある被せ物です。
ハイブリッドセラミッククラウンは、セラミックと樹脂(プラスチック)の混合の
材料です。
強度は、他のセラミッククラウンには劣りますが、修理しやすいというメリットが
ありますので、前歯にも奥歯にもよく使用されます。
ただ、審美性という部分ではあまりオススメはできません。
プラスチックが半分含まれているため、色の変色や透明感がないなどのプラスチッ
クのデメリットも持ち合わせています。
インレーとは、歯の詰め物のことです。
クラウンほど大きくはなく、歯の部分的なかぶせ物という感じです。
インレーにも様々な材料があり、特徴があります。
セラミックインレーは、100%セラミックでできたを詰め物です。
セラミックは年数がたっても変色しにくいため、より長い間美しい状態を維持する
ことができます。
特に透明感があるため、ご自身の歯と区別がつきにくいほど自然です。
また強度もしっかりしているため、安心して食事をしていただけます。
当院の一番のオススメです。
ハイブリッドインレーは、セラミックと樹脂(プラスチック)の混合材料で作られ
ています。
そのため、色の変色や透明感がないなどのプラスチックのデメリットを含んでいま
す。
ただし、価格も安価なため人気があります。
とりあえず白い詰め物を入れたいという方はオススメです。
入れ歯にも審美性の高いものがあります。
入れ歯は、金属のワイヤーを歯に引っ掛けて使用するため、見た目が悪いという点があります。
また、そのせいですぐに入れ歯が入っていることがわかってしまいます。
しかし、審美性の高い入れ歯であれば、非常に目立にくく快適です。
ノンクラスプデンチャーとは、金属を一切使わない入れ歯です。
さらに、保険治療で作製する入れ歯と違い、ある程度しなりのある素材が使われて
います。
そのため、見た目が良いということだけではなく非常に使いやすく軽いという特徴
があります。
当院では、見た目が気になる方には、このノンクラスプデンチャーをオススメして
おります。